北京オリンピックが開催され盛り上がっています。
冬季オリンピックの花形は「スノーボード」ではないでしょうか。
スノーボードは「ビッグエア」「パラレル大回転」「スノーボードクロス」「スロープスタイル」「ハーフパイプ」があります。
その中でも日本のメダルが期待される「ハーフパイプ」についてよくわからない人もいると思います。
今回はそのハーフパイプについて徹底調査し、わかりやすく解説します。
オリンピックでのスノーボードのハーフパイプルール
ハーフパイプのコースは、幅21m長さ260mあります。
傾斜は18度に決められていますが、コースによって少し違いはあります。
壁の高さは7m、2階よりも高い高さです。
下に降りるまでにジャンプを飛ぶ回数は自由ですが、大技ほど距離を使うので、回数は少なくなります。
前回大会の金メダリストは5回のジャンプを跳んでいます。
予選は2回滑り、そのうちの最高得点が採用される
上位12人が決勝に進出
決勝では3回滑り、最高得点で順位が決定する
ジャッジは6人、それぞれ最高100点の持ち点で、公平にするために、ジャッジ6人の最高得点と最低得点を消し、4人の平均得点で最終得点が決まる
スノーボードハーフパイプの得点を獲得するには
ハーフパイプの得点には、いくつかの審査箇所があります。
ジャンプの高さ
テクニックの完成度
技の難易度
グラブ
スノーボードの板を空中でつかむことです。
体勢が崩れるのでバランスがとりにくくなります。
「ダブルグラブ」など、両手でつかんだり、後ろ側をつかんだりいろんなグラブがあります。
横回転
スノーボードのジャンプ後に横に回転します。
そのときに何回転したかで名前が付きます。
半回転で180(ワンエイティ)、1回転で360(スリーシックスティ)、1回転半で540(ファイブフォーティ)など、回転の角度が名前になっています。
マックツイスト
マックツイストとは3Dエアと呼ばれる、縦回転と横回転の組み合わせの技です。
時計回りに1回転半回りながら、縦回転もする技です。
世界最高選手といわれた「ショーン・ホワイト」選手は縦に2回転回り、世界を驚かせました。
「ダブルマックツイスト」と呼ばれる技です。
バックフリップ
マックツイストは前方回転ですが、バックフリップは後方回転です。
フリップとは縦回転のことで、バックが付くと後ろ回転になります。
前方回転より怖さがあるので難しいです。
コークスクリュー
「コークスクリュー」とは、横に1回転半と縦に1回転を加えた技になります。
「ダブルコーク」はコークスクリューの縦回転を2回転して技になります。
北京オリンピックの日本代表選手
ハーフパイプの日本代表選手を紹介します。
平野歩夢:平昌オリンピックで銀メダル
戸塚優斗:2021年世界選手権優勝者
平野流佳:2020年冬季ユース五輪優勝
平野海祝:2020年冬季ユース五輪準優勝で平野歩夢選手の弟
富田るき:シーズンW杯優勝
小野光希:2020年ユース五輪優勝
富田せな:2021年世界選手権4位、富田るき選手の姉
今井胡桃:2019年冬季ユニバーシアード優勝
平野歩夢、戸塚優斗、ショーンホワイト…大混戦すぎる五輪スノボー「金メダル候補は誰なのか?」を徹底分析〈直前戦況〉(野上大介)#スノーボード #北京冬季五輪 #オリンピック #平野歩夢 #戸塚優斗 #ショーンホワイト https://t.co/jZQXf5UmZI
— Number編集部 (@numberweb) February 1, 2022
まとめ
- スノーボードのハーフパイプは幅21mで長さ260m高さ7m
- 採点競技でジャンプの高さ、技の完成度と難度で得点が高くなる
- 空中での縦回転と横回転の組み合わせで技が構成されている
- ハーフパイプの日本代表は実力者ぞろいで、メダルが期待できる
ハーフパイプの競技を観戦するときは、ワンエイティやファイブフォーティーなどで回転数がわかるのでそれだけでも楽しめますよ。
あなたもハーフパイプに挑戦するもよし、テレビで楽しむのもよし、オリンピックを応援するのも楽しみましょう。